
八木重吉の処女詩集。1922(大正11)年7月の結婚を機に、詩作に専心しはじめた著者は、稿を編んで手作りの詩集にまとめていく。手書きした画用紙は、夫人の手によって「色とりどりのリボンで綴じ」られた(田中清光「解説 魂の声の表出へ―― 『秋の瞳』の前後」、ちくま文庫『八木重吉全詩集1』所収)。以来、1924(大正13)年秋までにまとめた千篇から、117篇を選び、推敲を重ねて本書が編まれた。平明な言葉で、〈若さ〉という難敵との格闘の跡が綴られている。

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